「こだわり」。
その言葉が詰まったお店が熊野前商店街にあるんです。
先日、『写真展<<商店街のかけら>>』について記事を書かせていただきましたが、今回は、写真展が行われているカフェ「 natural cafe こひきや 」さんのほうに、スポットを当ててみたいと思い、再訪してきました。
連日賑わいの絶えないカフェ。
「こひきや」という名前の由来が陶芸の粉を引くという表現からきているという店主の朝倉さん。
ご夫婦でカフェを営んでいて連日大変な賑わいを見せております。奥様が陶芸をされているということもあり、「natural cafe こひきや」が誕生したのですね。
店主の朝倉さんはとにかく素材にとことんこだわる方!
飲食経験がない中で人気のカフェになるには理由があるのかもしれません。
うどんをメインとして、ダシからこだわった料理を堪能できるカフェこひきや。
11:30~14:00はランチメニューがあり、下記のメニュー以外にも本日の日替わりメニューがあるなど、ランチだけでも多くの楽しみ方ができるカフェです(日替わりメニューは変更があるため今回はメニューを載せておりませんが、日替わりから1メニューご紹介いたします)。
調味料も器も全てこだわりの品を使用
店主の朝倉さんは、化学調味料を使わず、一から手作りにこだわっています。
「朝は、おしんこを切るところからスタートします。全て手作りなんです。買えばいいのだろうけど、どうしても嫌なんです。
「料理に関してはほとんど加熱調理していない粗糖というお砂糖を使用しています。普通だったら素材にこだわるのはある程度できるけれど、調味料ってなかなかこだわるのが難しいと思うんです。」
「でも調味料は毎日一番使うものだし、みりんはそのまま飲めてしまうくらい美味しいみりんを使用しています。調味料ひとつだけでも料理が全くが変わってくるんです。いかに日常的に本当のものを手軽に食べれるかを伝えたいんです。」
そんな店主のこだわりを聞いて話に惹き込まれてしまいました。
うどんどんぶりは、「角 りわ子さん」という、奥様の師匠の方につくってもらった器を使っているのだそうです。ここまで深くて薄くて軽い器はなかなかできるものではないといいます。
「重厚感があるのに、軽い。焼くのに2か月かかる手作業なので、師匠に手間を掛けさせてしまいました。」と話す店主。
その器を使ったうどんがこちら。
ランチタイムに出されるこだわりのうどん。ぜひ食べに行きたいですよね。のどごしの良いうどんを使い、ダシにこだわり抜いたうどん。
付け合わせまでもが美味しそうで、魅力的ですね。
4種のチャーシューは1枚1枚柔らかさも食感も味も違い食べ比べができます。
余計なものが入っていないダシは飲み干したくなるほどの絶品!
うどんの太さや食感もベストなものを仕入れているこひきや。食べた次の日も、「あのうどんもう一度食べたいな」と思える逸品です。
締めのごはんまで止まらない。ピリ辛スープがクセになる絶品坦々うどん!
シンプルなお出汁のうどんも美味しい。だけどこちらのうどんも素晴らしかった。
坦々麺といえばラーメンですが、こひきやではうどんで作る坦々うどんなのです。
ピリ辛のスープは一度飲んだらクセになります。
挽肉と絡ませてうどんをすする。これだけで幸せですよね。
スープが麺に絡まって味が一体化するんです。
豆乳で作られているのでピリ辛で濃厚なのに、マイルドな味わいの豆乳坦々うどん。食べ終わった後、スープを飲み干したい気持ちを抑えて頼みたいのがこのセット。
締めの雑炊ならぬ、締めのごはんセットをぜひ頼んでみてほしい。
豆乳坦々うどんと別でこうして温玉ごはんだけで食べてもらってもいいようにお醤油もあるのですが、ぜひ思い切り、おうどんのスープの中に温玉ごはんを入れて食べてみてほしいのです。
濃厚スープに絡まる温玉ごはんはお腹いっぱいでもペロリと食べれてしまうほど絶品です!
クセになる味とはこういうことを言うのだな。
そう思わせてくれるこひきやのうどんです。
ごはんセットを追加するとかなりのボリュームになりますので、お腹を空かせてぜひ食べに行ってみてくださいね♪
スタッフみんなで考えるデザートも手作りで提供
ランチを堪能したら、デザートですよね♪
14:00よりカフェメニューが始まるので、デザートも頂いてきました。
デザートもなんと手作りというこひきや。養鶏場から直送された新鮮な卵を使用したデザートが人気のようです。
デザートメニューから2種類選ぶとお得なデザートプレートになるそうです。今回はランチデザートを頂いてまいりましたのでご紹介させていただきます。
「スイーツとドリンクメニューはスタッフさんが考えてくれるんです。」と言う、店主の朝倉さん。
みんなで作り上げるお店なのでスタッフさんも楽しんで働けるんだと感じました。
米粉のシフォンケーキは、ふわふわなのにもちっとして軽いなめらかな口当たり。食べやすくて優しい味のシフォンケーキです。三温糖を使うことで自然な甘みが出せるのでしょうか。
お腹がいっぱいでもスイーツは別腹ですよね。
濃厚プリンも甘みがちょうど良く、優しい味わいです。なめらかな口当たりは体に染み渡る美味しさですよ。
全てにおいて手作りにこだわるからこそ、美味しい料理が出来上がるんですね。それを教えてくれるのが「こひきや」さんかもしれません。
感動のフラッペ「クマッペ」!秋限定版も登場。
そしてこひきやで感動したのが、熊野前 x フラッペ = 「クマッペ」!
荒川区にはスターバックスがないですよね。そこで、こひきやではスタバのフラペチーノのようなフローズンドリンクを提供しているのです。
10月からの秋限定クマッペの「アップルキャラメルクランチ」は絶品!美味しすぎて感動し、またすぐに飲みたくなるほどの衝撃を受けました。
通常、フラペチーノは氷をミキサーにかけますがこひきやは一味違うんです。
牛乳氷をミキサーにかけているので、マイルドな味になって全体が良く混ざり合うようです。りんごの食感が良く、甘いながらもビターな大人の味が楽しめます。
このクマッペはテイクアウトが基本になり、他にも数種類の味を楽しむことが出来ます。
もちろんイートインも可能ですので本当にオススメしたいクマッペです♪
取材が終わり、帰るときにもクマッペをテイクアウトさせていただきました。
こちらの抹茶クマッペも、抹茶のほろ苦さと牛乳氷の甘さが調和して飲みやすく、溶けても抹茶牛乳として飲めるので最後まで美味しく飲むことができますよ。
いかがでしたでしょうか。
熊野前商店街にあるnatural cafeこひきやの料理を、今回ご紹介させていただきました。どれも美味しく、また行きたいと思える居心地のいいカフェ。
「荒川区のこの熊野前商店街はモーニングを食べにいったりお話ししたりと喫茶店の文化が残っている場所です。喫茶店で待ち合せる。なんていう方もいる場所でもあるんですよね。いい意味で新旧が混ざっている場所ですね。」
年内は、こひきやでは戸田江美さんの写真展も開催しております。
熊野前商店街のかけらを写真におさめて飾ることで熊野前商店街の魅力を感じることができますよ。
ぜひ、natural cafeこひきやでゆったりとした時間を楽しんでみてくださいね。
<店舗情報>
- 店名:natural cafe こひきや
- 住所:荒川区東尾久5-20-15
- 電話:03-6807-7512
- facebook:www.facebook.com/kohikiya
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