このたびギャラリーOGU MAGでは佐佐木實「イ充つ+」を2023年4月20 日(木)から4月30日(日)まで開催いたします。
佐佐木實は盛岡市生まれ、現在東京を拠点に活動する日本人美術家です。幼少期に書に親しんだことでことばや文字をしるすことへの関心を育み、十代の頃から独自の制作の探究を始めます。東京藝術大学で美学を、パリのEHESSで言語学を専攻することでその探究を深め、帰国後には徐々に自らの道筋を確かなものにしていきます。
佐佐木が「しるし」と呼ぶことばや文字。その「しるし」と人とについて考えを巡らせていくうちに、「しるし」自体が人そのものの象徴のように感じられてきたことから着想を得て始まったのが「イ」だけをしるす『イ充つ』のシリーズです。「イ」のドローイングと一言では括れないような、はかなさと生命力を宿した、半ば彫刻化しているとでも言えるような「イ」。
今回のOGU MAGでの展示では、佐佐木が2015年より取り組んでいる『イ充つ』の新作及び旧作を含む作品群+αが1階のギャラリー、カフェスペース全体を舞台として、また2階のアーティストたちが住むシェアレジデンスに共生するように独自の世界を構成します。
社会的に共有された規範としてのことばや文字、そこからはみ出していく人間の実像、そうしたありように敏感な佐佐木が全身全霊で紙面にしるす様々な「イ」。佐佐木のしるす「しるし」を体験してみてください。日々の事象や自分自身の内面に対して、観る者自身も何か新たなアプローチをするきっかけになるかもしれません。
展示ステイトメント
語、文、人の名、あるいはただ一つの文字を、熟考しつつ、本能にまかせ、思わぬやりかたで、しるしてみる。すると言語の型のようなものがほどける。断片化してさまようしるしたちを集めてしるす。社会的な慣習とのつながりが曖昧になったしるしたちは、私たち人の別側面をおもてにだす。
佐佐木實
佐佐木實(ささき みのる)
美術家。盛岡市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程藝術学専攻修了(美学)。フランス国立社会科学高等研究院博士課程言語学専攻修了。博士(言語学)。主な個展として村松画廊(東京)、Comptoir des écritures(パリ)、盛久ギャラリー(盛岡)、新潟絵屋(新潟)、砂丘館(新潟)、Cyg art gallery(盛岡)、OGU MAG(東京)、Gallery彩園子(盛岡)、G&S根雨(豊中)など。常設の作品として富山県立山博物館まんだら遊苑天界窟の一室を手がける。
会期
- 2023年4月20日(木)~ 4月30日(日)
- OPEN:木曜日―日曜日、13:00-19:00
- 休廊:月曜日-水曜日
会場
OGU MAG+
http://www.ogumag.com/
東京都荒川区東尾久4-24-7
【山手線・京浜東北線】「田端駅」北口より徒歩8分
【日暮里・舎人ライナー】「赤土小学校前駅」西口より徒歩3分
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「HATCH」—卵から、雛を「孵す」。
ずっとくすぶっている。
自分の殻に籠って他者の目を恐れて、思ったことが言えない日々が続く。
社会の波に飲み込まれて、私の想いを、あなたの想いを腐らせないで。
私の一歩が、あなたの背中を押せますように。
Chie Fujiki プロフィール
1996年 埼玉県出身、東京都在住
2020年 武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻卒業
現在は不動産デベロッパーで勤務する傍ら作品を制作。
「あなたの生活の1部になる作品」をテーマに、日々の生活で感じたことや違和感を女性像や植物をメインに柔らかく表現。
作品を通して、見てくれる人の不安や悲しみが少しでも軽くなるようにとの想いで制作しています。
グループ展
2017年 日韓合同展示会 「etteda(イッテダ)」韓国展
2018年 日韓合同展示会 「etteda(イッテダ)」日本展・韓国展
2019年 日韓合同展示会 「etteda(イッテダ)」日本展
2019年 パリ国立高等美術学校 × 武蔵野美術大学 協定校プロジェクトⅡ参加
パリ国立高等美術学校にて展示
今回が初の個展となる。
Instagram:https://www.instagram.com/chie_fraise/
Facebook:https://www.facebook.com/people/Chie-Fujiki/100009277887973/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCFYFO12MTqWBY02Ien6OE0g
会期
- 2023年5月4日(木)~ 5月7日(日)
- OPEN:木曜日―日曜日、13:00-19:00(最終日17:30迄)
- 休廊:月曜日-水曜日
会場
OGU MAG+
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東京都荒川区東尾久4-24-7
【山手線・京浜東北線】「田端駅」北口より徒歩8分
【日暮里・舎人ライナー】「赤土小学校前駅」西口より徒歩3分
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ステートメント
わたしは、絵画のモチーフになるパフォーマンスをしています。静的な絵画のモチーフを動的な私の体に移植することで、画面に固定された絵の持つ意味を更新していく作品を制作しています。今回は、ヤギとシロクマをモチーフにしたパフォーマンスの映像作品2点を展示しました。
このような構造の作品をなぜ制作してきたのかを考え、現時点での仮説を立ててみました。わたしは無意識に、セルフで、「ドラマセラピー」を行ってきたのかもしれないと。
儀式として人間の罪を背負わされ荒野に放たれたヤギ・動物園の狭い檻の中で病的に歩き回るシロクマ。これら人間の支配下にある動物になり毛をむしられることは、どのような無意識の表れで、何を乗り越えようとしているのか。そしてどのような「修復」が必要なのか。
このように制作を通してまで、セラピーを必要とするような状態にわたしはありました。
本展は、最も症状の酷かった3年前の自分が、鑑賞に来られる展示環境を目指しています。みなさんも、リラックスして鑑賞ができますように。
“わたしたちのその修復の手つきを、すべてのシロクマのために伝えていくことにした”
中谷優希 プロフィール
1996年北海道生まれ。2020年東京藝術大学美術学部修了。静的な絵画のモチーフを動的な自身の体に移植することで、画面に固定された絵の持つ意味を更新していく作品を制作。
主な展示として「居場所はどこにある?」(東京藝術大学大学美術館陳列館、2021)、「ALLNIGHT HAPS 2020:Probable Cause」(HAPS 東山アーティスツ・プレイスメント・サービス、2020)
主な活動として、ショーイング「Stilllive: Performance Art Summit Tokyo 2021-2022──衛生・変身・歓待」(ゲーテ・インスティトゥート東京、2021)、レジデンス「京都:Re-Search 2018 in 亀岡」(京都府亀岡市内、2019)
主な受賞歴として「第1回 MIMOCA EYE/ミモカアイ」準大賞(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2022)、「群馬青年ビエンナーレ2021」奨励賞(群馬県立近代美術館、2021)
会期
- 2023年5月18日(木)~ 5月28日(日)
- OPEN:木曜日―日曜日、13:00-19:00(最終日17:00迄)
- 休廊:月曜日-水曜日
会場
OGU MAG+
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東京都荒川区東尾久4-24-7
【山手線・京浜東北線】「田端駅」北口より徒歩8分
【日暮里・舎人ライナー】「赤土小学校前駅」西口より徒歩3分
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ようこそPINKBLUEによる1日限りの小さな美術館へ。
踊り手&音楽家&美術が織りなす、不変とユーモアと夢のひとときを。
“今日の愛は、今日のうちに渡してしまえ”
いましかない、いまのこのからだで、おおいなるものへ、ほんのすこし。
大人から子どもまで楽しんでいただける即興企画”なつくさやシリーズ”第5弾!
今回は、ギタリスト林哲也さん、書家の市川雄大さんをお迎えしてお届けいたします。
お隣のカフェスペースにて、美味しい珈琲と焼き菓子の販売もございます。
ふわりとメラメラと、たゆたう時間をご一緒に。
日程
- 2023年5月29日(月)
- 開演:14:00 / 18:00 (上演時間60分、開場は30分前)
出演
中原百合香(dance)
松尾望(dance)
矢嶋美紗穂(dance)
音楽
林哲也(guitar)
美術
市川雄大(書)
料金
¥3500 (自由席、未就学児の観覧無料です)
企画・制作
PINKBLUE
ご予約・お問い合わせ
(ご予約は、タイトルに「2023/5/29 予約」、本文にお名前・枚数・ご希望の回・電話番号を明記の上、お送り下さい。確認メールの返信で確定となります。)
会場
OGU MAG+
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東京都荒川区東尾久4-24-7
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【日暮里・舎人ライナー】「赤土小学校前駅」西口より徒歩3分
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Celeste Urreaga & Eiji Kakugawa 二人展
「 Doble Mirada – 二つの視点 - 」
Fotografías que siguen vivas 写真は生きている。
アルゼンチン写真家セレステ・ウレアガは、2022年1月残念ながら他界しました。2016年から続くアルゼンチン写真家セレステ・ウレアガと私角川英治の二人展「Doble Mirada」のVol.4を彼女の遺作にて開催します。ぜひ笑顔でいらしてください。
by Eiji Kakugawa
プロフィール
Celeste Urreaga
アルゼンチン、パタゴニア出身の写真家。ブエノスアイレスで政治学を学び、大学院で文化政策を修了。文化・芸術環境で活躍。アーティストやショーのプロデューサーとしてキャリアを積む。コラージュ作品など様々なスタイルの展示を手がける。代表作「ロックの肖像」はアルゼンチン各地で展示され、2015年セルバンテス文化センター(市ヶ谷)開催以後、毎年日本での展示を開催。2022年1月メキシコで病に倒れ永眠。
Eiji Kakugawa
2012年写真家の石黒健治に影響を受け写真を本格的に始める。オリンパスギャラリー、neuro tokyo、Instituto Celvantes Tokio、ParK Hyatto Mendoza(Argentina)、OGU MAG、等14回展示開催。初の写真集 2019年5月「HYPER JET’AMIE -ハイパージュテーム- 発刊。2021年、2022年FOTO MAGAZINE「FOTO ARC」発刊。
日程
- 2023年6月15日(木)〜18日(日)
- OPEN:13:00~19:00 最終日18:00迄
会場
OGU MAG+
http://www.ogumag.com/
東京都荒川区東尾久4-24-7
【山手線・京浜東北線】「田端駅」北口より徒歩8分
【日暮里・舎人ライナー】「赤土小学校前駅」西口より徒歩3分
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連絡先
- TEL 090-1849-8371(kakugawa)
- E-mail:fubuki.info@gmail.com
Echo
Echoにはこだま 反響という意味があります。Echoは、二つの要素がないと成り立ちません。
自分の作品を振り返ると、自己と他者、自己の世界、社会と歴史、人間と自然、見られる人と見ている人、
そんな2つの要素をさまざまな形で織り交ぜた様相に見えます。
長く絵をやってきましたが、展覧会をするのは初めてです。
自分発信の作品を他者に見てもらうことで、他社の中で反響が生まれることも展覧会タイトルに含まれています。
私は絵が描けなくなった時期がありました。
その時のことを思い返すと、私はただひとつの体で、
自分の中のことをずっと考えて、石のように固まってしまっていたように思い返します。
ちょっとしたきっかけで、自分の中の思い込みを解いて、自分を外に出してみると、
目の前の紙やキャンバス、他者や世界が色付くように自分の創作の世界が広がっていきました。
そんな、もう一度描き始められてから今までの作品を今回は展示します。
繰り返しますが、自己と他者、自己の世界、社会と歴史、人間と自然、見られる人と見ている人、
自分の中のもう一つの自分、自分の中の他者、自分の中の複数の自分、自分が拡張していくこと、
逆に自分が中へ中へと入り込むこと、自分の中に他者が介入する感覚、
歴史が積み重なっていること、地球が自転して朝と夜があることを、
シンプルな形で表現していると思っています。
図のようなイラストレーションのような。
自分のイメージを形と色をツールにして、画面に定着させているような感覚で絵を描いています。
Chise Tanakaプロフィール
1992年 山梨県甲府市生まれ
2018年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了
日程
- 2023年6月22日(木)〜7月2日(日)
- OPEN: 木曜ー日曜、13:00-19:00(最終日18:00迄)
会場
OGU MAG+
http://www.ogumag.com/
東京都荒川区東尾久4-24-7
【山手線・京浜東北線】「田端駅」北口より徒歩8分
【日暮里・舎人ライナー】「赤土小学校前駅」西口より徒歩3分
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廃棄するはずのものを本来彼らが行くはずだった
誰かに愛される道に戻してあげようというプロジェクトから生まれた
ぬいぐるみブランド
『kireppa 』(キレッパ)
呼吸も代謝もしないモノが
ぬいぐるみパワーとでもいうべき計り知れない力で
命を宿した imaginareal(イメージ+リアル)な存在たち。
『YANKA』
2つの角度から見た、ぬいぐるみだらけの展示。
プロフィール
イマイサヤカ
ぬいぐるみ造形作家・イラストレーター・デザイナー 学生の頃から独学でぬいぐるみを作り始め、
デザイン事務所勤務を経て 2002 年から作家活動を開始。ぬいぐるみブランド「Chikro cricus(チクロサーカス)」を立ち上げ。
株式会社吉徳からぬいぐるみやグッズなど展開。キャラクターデザインからグッズ企画までデザインワーク全てに携わる。ディズニーから Dismey’s Art of Dreams と銘打ってイマイサヤカ風のミッキー&フレンズのぬいぐるみ 6 種を limited 販売。
活動は純粋なぬいぐるみという枠にとどまらず絵本やマリオネット、ペーパークラフトなど ぬいぐるみを中心に活動は多岐にわたる。
確かな技術と独特の感性で、『癒し』と『刺激』が同居する不思議なぬいぐるみを制作。
日本風でありながらも異国を感じさせるような、どこか懐かしさをまとった独特なデザインが特徴的。 古着からティディベア用モヘアまで様々な布を使い、布に刻まれた物語も作品の一部として表現する。
Instagram @brown_bobbin
日程
- 2023年8月24日(木)〜9月3日(日)
- OPEN:木曜〜日曜、13:00〜19:00 (最終日18:00まで)
会場
OGU MAG+
http://www.ogumag.com/
東京都荒川区東尾久4-24-7
【山手線・京浜東北線】「田端駅」北口より徒歩8分
【日暮里・舎人ライナー】「赤土小学校前駅」西口より徒歩3分
Instagram: https://www.instagram.com/ogu_mag/
Facebook: https://www.facebook.com/OGUMAG
Twitter: https://twitter.com/OGUMAG14
不条理でありながらどこか懐かしい世界観の絵画作品を描く川瀬裕之と荷札を使ったオブジェ作品を制作している支倉隆子の2人展。
●川瀬裕之 広い道、広い空、晴天なのに水たまり、人と影、午後の時間よ止まれ、オレンジの中で。メランコリックな幽愁、一抹の哀しさ、白日の不条理、以前どこかで見たような風景。現実に在りそうな不可思議な光景、不可思議こそ感動であり、感動は不可思議の中にある。不可思議を求めてさまよう日々でもある。
〈プロフィール〉 北大中退 太平洋美術学校に学ぶ 国画会出品国画会受賞2回、朝日ジャーナル表紙に掲載 ブロードウエイ新人展奨励賞、芸術センター出品審査員賞受賞4回 個展・2人展(東京銀座・神戸市・群馬県桐生市、弘前市・札幌市他)
●支倉隆子 私は荷札人をしている。30年前、私は本郷の文房具店から小さな荷札をたくさん買った。それから、小さな荷札に色を塗り、18枚たまると針金でとじ、そこに名前をつける。(一郎参上、次郎参上、みぎわ、うみうし参上、緑の人、空豆本参上、永遠です、ピングリーン人。
〈プロフィール〉 札幌市生まれ、北大文学部ロシア語学科卒 ・詩集『音楽』『琴座』『オアシスよ』『魅惑』『身空Ⅹ』等9冊 ・小針金荷札人(POP ART)を製造している 荷札人展(東京高輪/神戸/札幌/弘前等で開催) ・詩劇公演『洪水伝説(稽古篇)』『支倉ウリポん』『ピングリーン人・アフリカに渡る』 (東京/神戸/横浜詩人会/北海道立文学館/小樽/弘前など)開催 ※東京在住。現代詩人/歴程同人 個人詩誌『√2通信』発行
不条理でありながらどこか懐かしい世界観の絵画作品を描く川瀬裕之と荷札を使ったオブジェ作品を制作している支倉隆子の2人展。
12月3日日曜日は作・演出 支倉隆子さんの詩劇「洪水伝説(稽古篇)」とポエーマンスが開催されます。
●川瀬裕之 広い道、広い空、晴天なのに水たまり、人と影、午後の時間よ止まれ、オレンジの中で。メランコリックな幽愁、一抹の哀しさ、白日の不条理、以前どこかで見たような風景。現実に在りそうな不可思議な光景、不可思議こそ感動であり、感動は不可思議の中にある。不可思議を求めてさまよう日々でもある。
〈プロフィール〉 北大中退 太平洋美術学校に学ぶ 国画会出品国画会受賞2回、朝日ジャーナル表紙に掲載 ブロードウエイ新人展奨励賞、芸術センター出品審査員賞受賞4回 個展・2人展(東京銀座・神戸市・群馬県桐生市、弘前市・札幌市他)
●支倉隆子 私は荷札人をしている。30年前、私は本郷の文房具店から小さな荷札をたくさん買った。それから、小さな荷札に色を塗り、18枚たまると針金でとじ、そこに名前をつける。(一郎参上、次郎参上、みぎわ、うみうし参上、緑の人、空豆本参上、永遠です、ピングリーン人。
〈プロフィール〉 札幌市生まれ、北大文学部ロシア語学科卒 ・詩集『音楽』『琴座』『オアシスよ』『魅惑』『身空Ⅹ』等9冊 ・小針金荷札人(POP ART)を製造している 荷札人展(東京高輪/神戸/札幌/弘前等で開催) ・詩劇公演『洪水伝説(稽古篇)』『支倉ウリポん』『ピングリーン人・アフリカに渡る』 (東京/神戸/横浜詩人会/北海道立文学館/小樽/弘前など)開催 ※東京在住。現代詩人/歴程同人 個人詩誌『√2通信』発行
うつゆみこは東京都生まれ・東京都在住の写真家です。自身がコレクションする絵画や布、図鑑に動物、昆虫、植物、人、オブジェ、フィギュアなどを組み合わせ構成した毒々しくも美しく、完成度の高いシュールなセットアップ作品が第26回ひとつぼ展(2006年)でグランプリを受賞し、反響を呼びました。その後 子どもが生まれ、時間的、体力的な制約を負いながらも時間を捻出し、国内外にエネルギッシュに作品を発信しています。今年、東京都写真美術館にて開催されているグループ展、日本の新進作家Vol.20「見る前に跳べ」(2023年10月27日(金)から2024年1月21日まで)へ選出され、それを記念して写真集『Wunderkammer(驚異の部屋)』(ふげん社から刊行)を発表し、うつの活躍の勢いは増すばかりです。
本展は、写真家としてではなく普段の母としての うつ自身を子どもたちが撮った作品、自身が住む下町の商店街を撮ったスナップ写真、今は亡き父親のシャツを着た作家自身の写真、子どもたちと台湾で滞在制作を行った時の写真、フィルム制作時代のポラロイド、写真集『Wunderkammer』からの作品群などを、まるで会場自体が「驚異の部屋」となるように構成した展示になります。
うつゆみこが、どのように日常をおくり、何からインスピレーションを得て、どのように隙を見つけて制作をし、精力的に作品を発表し続けられているのか。生活と制作の間でもがく今のうつゆみこを 本展で感じていただければ幸いです。本展にあわせて是非 東京都写真美術館「新進作家展」へもお出かけください。
うつゆみこ写真展 Yumiko Utsu Photo Exhibition
「 あ た ま き ま ま ら っ き ― 」
2023年12月7日(木)~24日(日) OPEN: 木曜-日曜 13:00-19:00
※会期中に「うつゆみこによるポートレート撮影会」、トークイベントを開催します。
展示作品に加え、Tシャツ、ジン、ポスター、写真集『Wunderkammer』を販売いたします。
■うつゆみこ|Utsu Yumiko https://www.utsuyumiko.net
1978年、東京都生まれ。早稲田大学中退、東京写真学園 写真の学校・プロカメラマンコース修了。松濤スタジオ勤務を経て、2005年頃より作家活動を始め、2006年より写真の学校講師を務める。主な国内外の個展、グループ展として 「はこぶねのそと」(G/P gallery、東京)、「Out of Focus: photography」(Saatchi Gallery、ロンドン)、「新進作家展」(東京都写真美術館、東京)がある。写真集に『はこぶねのそと』(アートビートパブリッシャーズ、2009年)、『Wunderkammer』(ふげん社、2023年)、また『PORTRAIT』『うつつのゆめ』『Charming Charms』他多数のZINEを制作。第26回ひとつぼ展(現「BUG ART AWARD」展)グランプリ受賞(2006年)。