荒川で事務所兼ワークショップスペースを始める:その3 – 空マジに来た人たち

空マジをスタートして、最初の頃はこんこんと扉をノックするのは宅配屋さんばかりでした。
大きな荷物、小さな荷物、受け取り損ねて大家さんに預かっていただいた荷物。ひらいたばっかりのお店に何でも届けてくれる宅配屋さんには本当にお世話になってます。おかげで自信を持って「ここへ送ってください」と東日暮里の住所が書けるようになりました。

次は様子を見に来てくれた友人たち。
「へー…いいね。」と言ってくれた人がほとんどで、友情ゆえの言葉とは思ってもオープンしたばかりで心細い気持ちの支えになってくれました。感謝です。

この時点でグーグルマップの表示がずれていることがわかって、来ようとして迷ったと言う方がけっこういたと言うハプニングもありました。迷ったという電話で迎えに行こうとドアを開けたらそこに見知った顔が…ということもありました。

ある夕方、「あ、ここは洋裁教室じゃないんですね。洋裁教室なら材料の配達もしますと営業に来たんですが」と生地問屋さんのご主人が訪ねてこられて、いろいろお話しさせていただいちゃったこともありました。

一月もたつと、来訪者も一段落して、ちょっと寂しい感じがしてきた反面、新しい家具も少し馴染んできて、だんだん自分たちの場所なんだという気持が出てきて、ここへ通ってくるのも生活の一部になってきました。ちなみに通勤は、最初はバス停が近いからと都バスを使ってみていたのですが、京成線を使うことが増えてきて、いまはほとんど京成で通っています。駅員さんたちとだんだん顔なじみになってきて、「今日はお帰りが遅いですね」と声をかけられたときにはびっくりしましたが、ウィーン君のおかげでこんな出会いもあります。

ここで、せっかくなので、ここでいろんな活動をしたいなと、イベントをいくつか企画してみました。娘と私の事務所としてやっていくだけには少しばかり広いスペースです。どんなことがむいているのか、またしても試しながら前に進むやり方。笑わないで下さいね。こうやって手探りしつつ、それでも動きを止めない形で今までやってきたので、これしかやり方を知らないとも言えます。

英語の勉強法を一緒に考えて、自分に合った教材と楽しく続けられる方法をさがしましょうという英語学習カウンセリングの日
若い人たちが集まってゲームをやる会
鉱物の専門家の話を聞いて、そのあと、水晶でペンダントを作るという、空マジ水晶の日、とか。

ワークショップを開催したところ、予想以上にたくさんの人が来てくださりました。

反省点もたくさんあるのですが、空マジにはこういうワークショップ企画があってるかもしれないと、もっとワークショップをやってみようと企画してみることにしました。もちろんビジネスではあるのですが、何より、荒川に足を運んでもらって、「日暮里って初めて降りました」という人を一人でも減らしたいと思っています。

また、英語カウンセリングをさせていただいたあと、一人でやっていると不安になっちゃうのでレッスンにも来ます、と言っていただき、ママさんが金曜日に赤ちゃん連れてレッスンにくることになりました。

彼女のためにも、「もう少し易しい英語の本をそろえたいなあ」と思い、英語絵本がそこそこある秋葉原のブックオフに行ってきました。思ったよりもずっと良い本が手に入って、もうちょっと増やしたいなあと思い始めたときに、ヤクオフで181冊のコレクションを買うことができました。その他にも20冊、15冊とまとめて買って、蔵書はどっと充実しました。

多読法は、英語はやりたいけどしゃべるのは気後れするという方にはぴったりの方法です。ぺらぺらとしゃべれなくても、辞書を引かずに楽に読めるようになりますし、読めば読むほど、英語の実力は上がっていきます。今はインターネットで海外サイトが自由に見られる時代ですので、日本に住んでいても、楽に英語が読めれば、情報量や楽しみも数倍、数十倍になります。たくさん読んでいるうちに、ちょっとしたメールも書けるようになってきますから、海外ブログにコメントを書いたり、共通の関心がある海外の知り合いが増えたりもします。

そういうわけで、180冊の本が届いた日、外に出している黒板に「大人のやり直し英語に最適 多読できます」と書きました。すると、こんこんとノックの音がして多読のお客様来訪。これは今までで一番嬉しかったかもしれません。こんなふうに気軽に来ていただける場所であり続けたいです。

おまけ:次回の「英語でクラフト」です。

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