蒟蒻・寒天の山内商店さん – 前編 – (こち荒) vol.2

「こちら荒川遊園地前が事務所」、略して「こち荒」。今回は地域活動(オクノテ)などを通して知り合った蒟蒻・寒天製造の山内商店さんに お店の歴史やこだわりなどお聞きしました。前編と後編の2回に分けてご紹介します。

山内商店 前編1
店内の様子。蒟蒻や寒天以外にもセレクトされた輸入食材が並ぶ

色とりどりのノボリが目印。 尾久駅を出て、田端方面へ線路沿いの道を5分ほど歩くと、商品のノボリと青い看板が目印の「山内商店」はあります。

山内商店 前編 2
明治通りから1本入った線路沿いの通りにあります。

 

今回、お話を伺ったのは、山内商店三代目の山内 茂(やまうち しげる)さん。

山内商店 前編 3
三代目茂さんとお母様

お店に入ると、南国のリゾートを思わせるような木と緑の内装。
また、お香のような何かを焚いた匂いが漂っていました。

店内の様子。左 アロマを焚いた店内 | 中央 自家製の蒟蒻やあんみつなどが並ぶ冷蔵庫|右 茂さんが自分で改装した南国感あふれるインテリア。
店内の様子。左 アロマを焚いた店内 | 中央 自家製の蒟蒻やあんみつなどが並ぶ冷蔵庫|右 茂さんが自分で改装した南国感あふれるインテリア。

 

– 蒟蒻屋さんらしからぬ雰囲気ですが。

 

私の趣味がサーフィンで、昔からよくバリ島に通ってました。
その雰囲気か好きなのと、開放感があって良いかな。と。
また、お香ではなく、蒟蒻を作る過程で独特の匂いが出るんです。苦手な方もいるのでその匂い消しに、ヨモギやホワイトセージなど天然のアロマを焚いています。食品を扱っているので、化学物質などの消臭剤を使わないようにしています。焚き始めは煙がスゴいのでケムいかもしれませんが(笑)

 

-いつからこのお店を?

 

私の祖父がこの場所で昭和24年に創業しました。
当初は、蒟蒻・白滝の製造卸だったのですが、
取引先の飲食店が廃業したりしていくをきっかけに、販路を広げようと工場の一部を店舗に改装。
現在の形になりました。小売りを始めてから3,4年ですかね。
母が製造、伯父が卸部門、私が営業や商品開発を行っています。
一時期、私は会社員をやっていたのですが、父が亡くなり、母と伯父の2人になった時、廃業する話もありました。しかし、昔は父の仕事を継ぎたいと思っていたし、どうせなくなるなら自分でやりきってみよう。と戻ってきました。

 

-蒟蒻のこだわりは?

 

群馬県下仁田産の蒟蒻芋を使用しています。
等級があるのですが、一番上のランク(特等)を使っています。
最近は全自動でやってしまうところが多いのですが、ウチは昔ながらの”バタ練り製法※1“というのでやっています。

蒟蒻を練る機械
蒟蒻を練る機械

※1 バタ練り製法:蒟蒻を練る機械で中の羽が回り、バタバタ音がすることから。

この製法でやっているところは少なくなってきて都内でも3,4軒くらいのようです。

特徴としては、練る際に空気が入るため、気泡ができ、なめらかで歯ごたえも程よくなります。また、味染みの良い蒟蒻ができます。スーパーなどの商品と比べると価格面では負けてしまいますが、素材へのこだわりは負けていません。利益率を落としてでも、お客様に喜んでいただけるよう努力をしています。

 

-オススメの食べ方は?

 

ベーシックなところで味噌おでんです。ウチが味噌おでんで売っているものはすでに加熱してあり、調理がいりません。軽くゆがけば大丈夫。水洗いだけでも食べることができるので、

夏場など冷しおでん感覚で召し上がっていただけます。あとは、ピリ辛こんにゃく。鷹の爪としょうゆ、砂糖で炒めたシンプルなものですが、味染みが良いこんにゃくを生かすには最適です。

 

-当初から蒟蒻と寒天を?

 

いいえ、当初は蒟蒻だけです。蒟蒻はどうしても、おでんや鍋物など、冬場に需要の多いものなので、夏場に提供できるものとして寒天を始めました。

 

続きは次回。
バラエティーに富んだあんみつや新製品などのお話をお送りします。
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☆蒟蒻ミニ知識☆
Q. 白滝と糸こんにゃくの違いって?
A. 練ったものを固まる前に細く押し出したものが白滝、固まったものを細く切ったものが糸こんにゃく。
Q. こんにゃくの中に入っている黒いつぶつぶは?
A. 黒いのはひじき。さしみこんにゃくに入っているのは青のりとクロレラ※2です。
※2 商品や製造者によって異なる場合があります。

 


<店舗情報>

  • 店名:山内商店
  • 住所:〒116-0011 荒川区西尾久4-8-2
  • 営業時間:9:30-19:00, 日曜・祝日定休

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