荒川カレー図鑑:都内屈指のベンガル料理店が町屋に!「Puja(プージャー)」

カレー好きの友人から「町屋にベンガル料理店がある」との情報を得た私は、さっそく週末に訪ねることにしました。それにしても、ベンガル料理って何だろう?

千代田線町屋駅を出て尾竹橋通りを北千住方面に歩くと、左手に1階と地下1階が吹き抜けの小さな商店街があります。

Puja 1

階段からも見える赤いタペストリーが、今日訪ねる「Puja(プージャー)」の目印です。よく見ると「インドカレーと」が消されています。インドカレーじゃないのかな?

Puja 2

日本でインド料理といえば首都・ニューデリーの属する北インド地域の料理が主流ですが、ここでは北東部ベンガル地域のカレーが食べられます。このベンガル地域はガンジス川をはじめとした大河の流れる、水の豊かな土地。隅田川の流れる荒川区にもちょっとだけ似ている、かも。

レジの前ではベンガル地方の定番「カンタ刺繍」のチュニックやストールも売っています。カンタ、とは日本で言うところの刺し子のようなものみたい。繊細な手作業が美しい柄を作り出します。

Puja 3

ランチタイムは3〜4種類のカレーと肉・魚料理の付いたターラ(定食)から選ぶことができます。ベンガル料理ではナンやチャパティではなくごはんが主食なのだとか。私は魚のスパイシートマトカレーに100円プラスで「バスモティライス」と呼ばれる長粒米を選択しました。

Puja 4

今日のお魚は真鯛。身離れがよくプリプリとしています。とはいえ小骨を外すのについお箸が欲しくなってしまうのは、お箸の国の人だもの…(笑)

カレーはわりと塩気が効いている印象。辛さはさほど強くないですが、じわりと身体が温まります。トマトがちゃんと感じられる一方で、酸味が強すぎないところも好きです。

Puja 5

赤いチャトゥニはジャムのように甘いのですが、カレーと和えることで味に広がりが出ます。あるとないとじゃ大違い、やみつきになっちゃいました。バスモティライスのドライな感じも良いバランス。バスモティライス、おすすめです。

Puja 6

帰り際、3歳になる愛らしいお嬢さんが「またね」と手を振ってくれました。個性的ながらとてもアットホームで、町屋にあるべくしてあるお店だな、と思いました。たまには変わったカレーが食べたい方、お魚好きの方、そして町屋を訪ねた方にはぜひおすすめしたいお店です。


<店舗情報>

  • お店の名前:Puja(プージャー)
  • 場所:荒川区町屋3-2-1 町屋ライオンズプラザB1F
  • 営業時間:11:50~14:00、17:30〜22:30、日曜営業

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」


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