まちの中に畑ができる? 「ごきんじょファーミング」オープニングイベント開催!

平成31年3月23日(土)に荒川4丁目の空き地で「ごきんじょファーミング」というプロジェクトのキックオフイベントが開催されます。
これは荒川区が管理する土地を民間事業者と協働で暫定的に利活用し、まちづくりにつなげようという先駆的なプロジェクトです。
このプロジェクトの仕掛け人の一人である、荒川区職員の伊藤さんにお話を伺いました。

荒川区職員の伊藤さん。生まれも育ちも荒川区。

-「ごきんじょファーミング」とはどのような取組みでしょうか。


一言で申し上げると「防災」と「まちなか農業」をテーマにした取組みです。

火災発生時において空き地(何も建てられていない空間)は、燃え広がりを防ぐための延焼遮断という重要な役割を果たします。
だからと言ってその空き地を何にも使わないものとして防草シートを敷いたままでは、まちとしての魅力につながりませんよね。
こうした問題意識から空き地の「使い方」を考える官民協働のプロジェクトを立ち上げました。
そこで提案されたのが今回の「まちなか農業」というアイデアだったのです。

なお、今回の空き地のすぐ近くにある旧荒川図書館の敷地では新しい防災広場の整備が検討されています。
その防災広場との連携の可能性も考えています。

-3月23日に開催されるのはどのようなイベントでしょうか。


「ごきんじょファーミング」の場所となる不燃化促進用地。

当日は、
①畑づくり
②ワークショップ
③ミニマルシェ
という3つのコンテンツを用意しています。

①畑づくり
1日かけて耕しから畝の作成、種蒔きまでを実施します。

②ワークショップ
1ターム30分程度でプロジェクトチーム「もくみら」の紹介と、さらに「都市農業」と「防災」をテーマにしたトークショーを予定してます。

③ミニマルシェ
キッチンカーやパン屋さん、焼き菓子屋さんが集まって、野菜を使った物販を予定しています。

特に①で作る畑はご近所で継続的に育てていく仕組みを構築したいと考えています。
畑を一緒に育ててくださる方を名付けて「ハーベストレンジャー」です(笑)
オープニングイベントの参加者の方はもちろん、終了後もこのハーベストレンジャーを募集し続けます。

ここで想定しているハーベストレンジャーには、SNSを活用して、「水遣りをしました!」「発芽しました!」といった発見や変化を発信してもらいたいと考えています。
他には、「収穫イベントをやります!」「草取りしましょう!」といった情報周知も、期待したい重要な役割です。

-どのような方々に参加してほしいと考えていますか。


「ごきんじょファーミング」のキックオフイベントの告知チラシ。第二峡田小学校にて配布されました。

本当にどんな方にも参加してほしいと思っています。
ただ今回の場所は第二峡田小学校に近いことから、小学校の児童向けにチラシを配布してもらっています。親子の参加者の方が多く来てくれるといいなと考えています。

土いじりをとおして参加者同士のコミュニケーションが起これば、共助という意味でソフトな防災力の強化につながります。
誰もが気兼ねなく、まちの庭としてのイメージで参加してほしいと考えています。

-今回の主催者の一つである「もくみら」とは、どのようなミッションのもとで立ち上げられたのでしょうか?

荒川区の未来を考えようと若手職員4名で立ち上げたチームです。
そのミッションは「木造住宅密集地域において、初期投資の低い木造住宅や空き地を活用して街を再生し、価値を向上させる」ことです。

荒川区では地震等による火災が発生した際に特に危険とされる、木造住宅密集地域(通称モクミツ)が区全域の6割を占めていることをご存知でしょうか。

東京都の木造住宅密集地域の分布(東京都「防災都市づくり推進計画」より)

このモクミツには空き家や空き地といった有効に使われていない不動産、いわゆる遊休不動産が多くあります。
その遊休不動産をうまく利活用することで、まちに活力を与えることが出来ないかと考えました。

モクミツといえば災害に対する脆弱性や、防犯上のリスクなどが話題になりがちです。
もちろんそのような課題は忘れてはならず、ずっと考えていくべきだと考えています。

防災と利活用はもしかしたら相反するものと受け取られてしまうかもしれません。
しかし、わかりやすい「建物の更新」というハード要素による防災性向上だけでなく利活用によって作られる「ご近所関係」「人の繋がり」というソフト要素も、地域防災力の向上という意味では重要なはずです。

その利活用の第一弾が空き地を使った今回の取り組み「ごきんじょファーミング」というわけです。

-最後に何か一言がありましたらお願いします。


私たちとしても新たな取り組みの「ごきんじょファーミング プロジェクト」。
これは防災やコミュニティの新たな考え方を発信できることを期待している、いわば社会実験です。

畑という生き物を育てながら何十年、何百年に一度という災害に備えるための防災について共に歩んでいきませんか。

このような官民協働の取り組みは初めてのことです。
うまく歩みだせるようプロジェクトメンバー全員で頑張っていきます。

どうか皆様、お気軽にご参加ください。


<キックオフイベント基本情報>

  • 主催:もくみら(荒川区役所有志職員)都市を耕すプロジェクトチーム
  • 日時:平成31年3月23日(土曜)10時から15時まで
  • 場所:荒川区荒川4-24(街区内の空き地)

イベント情報やハーベストレンジャーについては、こちらリンク先に詳細・最新の情報が確認できますので、ご利用ください。
Mokumira/もくみら


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