「下町 花*フェス」2017 〜 いよいよ開幕。舞台裏より。

「ここ、大事なことだからよく覚えていてくださいねー。」

いつもの通り穏やかでゆるやかながら、それでいて真剣で、少し心配そうな大竹さんの声が会場に通ります。

9月14日夜。この日は「第4回 下町 花・フェス」直前の全体ミーティング。
東尾久3丁目駅近く、都電沿いの道から一本裏手に入ったところにある「MOMOの小屋」には、荒川区・北区・足立区などから集まった花・フェスの参加店舗の店主さんの静かな熱気が充満していました。

会場は「MOMOの小屋」

日暮里、町屋、南千住、西尾久、東尾久など、いくつかのエリアに分かれて設けられたテーブルには、山積みのパンフレットが。いよいよ花・フェスが始まるんだという気持ちが自然と盛り上がります。

出来上がったばかりのパンフレットが気持ちを盛り上げます。

ミーティングでは、一通り参加店舗への今回のイベントの注意点、スケジュール、それに他の参加店舗に関する情報なども提供されます。
スタンプラリーのパンフレットを持ちながら花・フェスでお店巡りをするお客さんは、他のお店のこともきっと質問するはず。気持ちよくお客さんを次のお店に送り出すには、自分のお店に来て良かったというだけではなく、同業種、異業種かかわらず、他のお店のこともある程度知っておかなければいけません。

必要な情報の案内、各店舗の自己紹介が終わったあと、最後に大竹さんが「下町 花・フェス」の大事なポイントについて話をします。

「お客さんに”ありがとう”を言ってもらえるようなお店になるといいよね。そんなお店が、お互いに素敵なお店を紹介し合って、そんないい雰囲気ができあがってくるといいな、って思ってます。」

参加店舗さんにいくつか意気込みをうかがいましたよ。

バールマールさん(荒川エリア47番:イタリアンワインバー)


バールマールの屋比久さん(左)と麗靴堂の堂薗さん(右)

今回の参加は何回目ですか?
– 2回目です。

どういったきっかけで?
– 主催の大竹さんのお花をずっと買っていたんですが、私がバールマールで働き始めたのを知ってくれて、うちのお店に来てくれたりしたんです。

今回の花・フェスへの期待感を教えてください。
– バールマールっていまディナーをやっていないこともあって、うちのお店ではお酒が飲めないって思っている方もいらっしゃるんです。なので、ランチでもお酒も出してますよ、ってこととか、知ってもらえればなぁって思ってます。普段あまり外に出ないので、イベントを通じて外のお店の方とつながるのが楽しみです。

麗靴堂さん(東尾久エリア28番:レザーメンテナンス)


参加は何回目ですか?
– 去年からで2回目です。

花フェスにはどういった印象を?
– よそ者でも気軽にお店にいける、っていう印象があっていいですよね。

今回はどういったサービスを?
– 僕は基本的に修理屋でここ(MOMOの小屋)で作業をしているんですけど、土日はほとんど作業で埋まっていてお店を開けていないんです。花・フェス期間中はこの場所を開けて、修理のオーダーを受けられるようにしようと。それで、カバンって直せるんだな、とかそういうことを知ってもらいたいなと思ってます。

花フェスにどんなところを期待されていますか?
– 土日開けるから結構ネットを見て来る人もいるんで、割りとお客さんに来てもらえるのかなと思ってます。このイベントを通じて新しくいろいろなお店の人とも仲良くなれたらいいな、とも思ってます。

堀田勉強堂さん(東尾久エリア14番:ファッション・雑貨)


堀田勉強堂の堀田さん

運営側でも花・フェスのお手伝いをされているみたいですね?
– 手伝いは今回からなんです。そもそも去年の花・フェスにお店として初めて参加させていただいて、その時に大竹さんがすごくお忙しそうだったので少しお手伝いさせていただければなと思って。

去年の「下町 花・フェス」に参加されたきっかけは何だったのでしょう?
– 私の友人で紅茶のインストラクターの方がいるんですけど、その方が去年紅茶のセミナーをやることになって、クラシノmarketでチラシを配ってください、って大竹さんにお願いしたのがきっかけです。その後、大竹さんからお声がけを頂いて、クラシノmarket、花・フェスに出店させていただきました。

花・フェスにはどういう印象をお持ちですか?
– 新しいお店や知らなかったお店を知ることが出来たり、そこのお店の方と繋がりができるのがすごくいいなぁって思ってます。今日のこの会場もそうですが、なかなかこういう色々な業種のお店の方が集まるってことは無いと思うので、すごくいい機会になって、そこからまた別のつながりが生まれて何かを一緒にやってみましょう、というようなことも生まれると思います。個人でお店をやっていると不安なこともありますけど、仲間がいると心強いというのがあります。お店にも普段来てくれないような若い人が来てくれたりするので、嬉しいですよね。

今回は?
– 花・フェスなので、通常1400円で売っているピンを500円で売ろうかなって。付けて回ってもらったら嬉しいなって思ってます。

デザイナーの佐藤さん(下町 花・フェスの各種クリエイティブデザイン等に協力)


佐藤さん

先ほど都立工芸高校での大竹さんのご先輩だというお話がありましたが?
– 高校の仲間は卒業後も割りと交流がいろいろありましてね、10月も工芸のOB展を神保町でやる予定です(※「都立工芸高校デザイン科OB・OG展示会」10月10日〜15日、神保町gallery福果にて)。

フェスの様々な部分でデザインなどお手伝いされているとのことでしたが?
– 手伝いはしてますけど大したことは私はしてないんでね、、(苦笑)。店の写真を撮ってほしいって言われて20軒ほど撮ってます。去年は40軒ぐらい撮りましたが、今年はもう一人後輩のデザイナーがいるんで分担できました。冊子のデザインもその子が作ってます。

大竹さんってどんな方ですか?
– もう凄い方ですよね。パワフルです。町屋に越してきて、10年ぐらい前に花屋をやるっていい出して、オーダーやアレンジやらでいろいろやってるんだけどセンスがすごい。この場所も彼女が借りたいって言い出して、ここでイベントを色々やり始めたりして。我々OBもここで3回ぐらいイベントをやってます。この界隈どういうわけかわりと工芸のOBが多いんですよ、、不思議なね(笑)。
私も荒川一丁目の辺りに住んでいるんですけど、近所のお店に配れ、って言われてまして、明日から配ります(笑)。

 

9月25日月曜日、「第4回 下町 花・フェス」スタートしています。

荒川102では引続き会期中の参加店舗の様子などもお届けする予定です。

<イベント情報>

第4回 下町 花・フェス 〜小店をめぐるスタンプラリー〜

  • 会期:2017年9月25日(月)〜10月15日(日)
  • エリア:荒川区内全域(一部足立区/北区含む)
  • 主催:下町花フェス!委員会
  • 協力:(有)橋本シルク工芸、ホワイト・リバープリンティング
  • スペシャルサンクス:(株)トム 柳田信之、(株)エア・シード 井上恵利子
  • 後援:荒川区

詳細は以下をご確認ください。

参加店舗マップ:「下町 花*フェス」店舗マップ

公式Facebook: https://www.facebook.com/arakawa.hanafes.2016/
花やMOMO: http://hanaya-momo.net/

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」

(荒川102スポンサード記事)

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