生きにくさを感じる大人を支える「就労移行施設ディーキャリア」@西日暮里

冠新道すぐ近くのビルにオフィスを構える「ディーキャリア西日暮里オフィス」は大人の発達障害者専門の就労移行支援施設です。
しかしこの、就労移行支援施設という言葉自体、あまりなじみがないと思いませんか?
それもそのはず、2004年に文部科学省により「発達障害者支援法」が施行され、その法に沿って誕生した施設で歴史がまだ浅いのです。
そのため私たちはもちろん、一番知って欲しい、就職を希望する18歳~65歳未満の発達障害に悩む方や、その周りの人たちへの認知度もまだまだな状況。
もっと沢山の皆さんにこの施設の存在を知ってもらい、一人でも多くの悩める大人を救いたい。そんな思いをお話してくださったのが「ディーキャリア西日暮里オフィス」スタッフの関大輔さんと吉村静真さんです。

記者の質問に親切丁寧に対応してくださった、関さん(左)と吉村さん(右)

●なぜ発達障害専門なのか
「私たちディーキャリアは芝浦のオフィスからスタートした施設ですが、障害を持たれている方は長距離で通うことが難しい方も多く、通われる方の利便性などを考え今年6月に西日暮里にオフィスを新設しました」(関さん)

「障害は大きく、精神障害、知的障害、身体障害と3つに分かれますが、ディーキャリアは精神障害の分野にある発達障害がメインです。他の障害と違い、発達障害はご自身で気が付かないケースが多いんです。そのせいか、仕事でのミスの多さや、予定をうまく実行できないことで自分を責めたり、活かせる能力はあるのに過去のつらい経験から自己肯定感を高めることができず、そのまま仕事に就けない方もいます。
この見た目からは判断しにくい悩みに私たちは寄り添いたいのです。少しでも気になったら気軽に相談して欲しいと思っています」(吉村さん)

●ゴールは就職…ではなく自分がどうなりたいか
ディーキャリアのオフィスは白を基調として、まるで塾や予備校を彷彿させます。ご自身や身内の方に気軽に見学に来てほしい、発達を支援する施設ではなく、学生さんが就活用に通う就職塾のような感覚で通ってもらいたいからこその空間作りです。

実際の授業風景。この日は怒りのコントロールについての講義が展開されていました

「ディーキャリアでは自分の性格の特性や、思考のコントロールなどコミュニケーションスキルに重きを置いています。メインとなるのは、どんな仕事をしたいかといったキャリアプランニング。就労移行という名前こそついていますが、根本となるのはご本人の自立です。過去や診断にとらわれすぎず、自分の性格や能力に合った職場を選べる力がつけば、生き方も変わってきます。」(吉村さん)

テーマに合わせた3冊のテキスト。コミュニケーション力を学び、仕事のスケジューリング力やプレゼン力を学び、最後に就職ノウハウを学ぶ

自分では気づきにくく、性格として判断されてしまうことも多い大人の発達障害。過去には、50代になって自分が発達障害だったと気づいた方もいらっしゃり、長い間苦労をしたと聞きました。そういった方が1人でも就労支援施設という存在を知り、自分の個性を生かす働き場所が見つかれば、今までとはまた違った方向に人生が変化していくかもしれませんね。

「凸(つよみ)を仕事に凹(よわみ)に工夫を。違いを活かしていく社会を創りたい。それが私たちディーキャリアスタッフの思いです」(関さん)

元医療系、先生、営業など、様々な経歴を持つスタッフの皆さん。それぞれのスキルを活かした実体験に基づく支援が魅力

 


ディーキャリア西日暮里オフィス
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里6-47-8 サンライズ21ビル 3F
TEL:03-6807-7792
FAX:03-6807-7793
URL:http://dd-career.com/office/nishinippori

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