鉄道好き必見!中井精也氏による「ゆる鉄画廊」が三ノ輪にオープン!

テレビ番組の出演も多い鉄道写真家、中井精也さんのギャラリー「ゆる鉄画廊」が5月3日、ジョイフル三ノ輪商店街にオープンしました。

オープン初日、中井さんもギャラリーにいらっしゃるということでお話を伺いにいってきました。

ギャラリーでは中井さんの作品や写真グッズなどが展示販売されています。
現在はオープニング企画「ゆる鉄の世界へようこそ!展」(2018年5月3日~5月24日)を開催中。中井さんの代表作を一挙展示。
中井さんの鉄道写真の特徴は鉄道と風景のバランスの良さです。
普通のきれいな風景も鉄道が写っているだけで、そこに人間の生活が見えてきます。この鉄道に乗ってどこに向かうのだろう…と、ストーリーが生まれ写真の世界にひきこまれます。

展示点数も多く見応えたっぷりなのですが、実際に展示作品をその場で買うこともできます。しかも値段を見てびっくり。有名な写真家の作品としては破格の安さです。
そこには中井さんの写真に対する想いがあります。
「写真家としてもっとカジュアルに写真を家に飾ることをたのしんでもらいたい。」
日本には作家の写真を家に飾る文化というのはまだ普及していません。実際、作品を見て買えるギャラリーが荒川区にできたのは素晴らしいことです。
なぜジョイフル三ノ輪商店街に出店したのでしょう?

「自分の写真を販売するところを持つのが夢だったんですけど、候補地は2箇所ありました。千葉県にある小湊鉄道と都電荒川線の三ノ輪橋です。小湊鉄道のような故郷の風景も好きなんですけど、阿佐ヶ谷で育ったので僕にとっての故郷の風景っていうのはこういう下町の風景なんですよね。三ノ輪橋で探していたんですけどちょうどいい物件があって夢が叶ったんですよ」
と、中井さん。

「実はプロになってすぐのころ東日暮里に住んでいたんですよ。荒川区とは縁が深いんですね。こういう人情溢れる商店街でカジュアルに写真を買えるギャラリーを作りましたので普段写真を飾らないというひとも写真を見にきていただけたらと思います。」

最後に鉄道写真を上手に撮るコツを聞いてみました。
「写真を撮るために撮るのではなく、いいなぁ、と思ったものを伝えるために写真というツールを使うという風に考えると撮り手の意図が明確になります。これを伝えたいって思って撮ると写真を見た人が感動してくれたり、気持ちを共有できたりします。車両だけでなく沿線のバラとか鉄道に関わる全てのもので、いいなぁと思うものを探してみたらいいかなと思います。」

6月1日から17日は都電荒川線作品展開催だそうです。
ゆる鉄画廊に行った後に都電の写真を撮ってみるのもいいかもしれませんね。


ゆる鉄画廊
HP:https://garou.ichitetsu.com/
Twitter:https://twitter.com/yurutetsugarou
東京都荒川区南千住1-19-3
03-6806-5741
月〜金 13:00〜19:00
土日祝 10:00〜19:00
(オープニング期間中の営業時間です)
不定休

「ワールドフォトツアーズ写真展 中国・芭石鉄路」2018年5月25日〜31日
中国四川省を走る炭鉱鉄道「芭石鉄路」の撮影ツアー時に撮影した作品を展示します。四川省の山奥をゆく蒸気機関車牽引の炭鉱列車は旅情満点! 中井精也だけでなく、ツアー参加者の作品も展示されます。
「都電荒川線作品展」2018年6月1日〜6月17日
中井精也が惚れ込んだ下町旅情たっぷりの都電風景を捉えた作品を展示します。作品はその場でお持ち帰りいただけます。

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